メンタルストレス研究所
メンタルストレス研究所
音羽 健司
大学医学部を卒業後は、精神科医として大学病院、精神科病院、総合病院などで勤務してきました。現在は、大学教員として職場のメンタルヘルスに関わることのできる臨床心理士の育成に携わっています。
これまで銀行や通信、輸送会社などの産業医の経験から、働く人のメンタルヘルス全般、特にストレス関連疾患の対応に強みを持っています。また、実際の産業保健活動を通して、ストレスと精神疾患の関連について研究を行っています。
このホームページでは、個人的な研究活動を通じて得られた知見や日々の経験を綴ることで、日常で役に立つ知識を伝えていければよいなと考えております。
経歴
1998年 東京大学医学部卒業
1998-2000年 東京大学医学部附属病院分院神経科
2000-2002年 戸田病院精神科
2002-2007年 NTT東日本関東病院 精神神経科
2007年 東京大学大学院医学系研究科修了(博士号(医学)取得)
2007-2015年 東京大学医学部附属病院精神神経科・助教に就任
2010-2012年 バージニア・コモンウェルス大学精神行動遺伝医学研究所留学
(日本学術振興会・優秀若手研究者海外派遣事業による派遣)
2015-2019年 帝京平成大学大学院・臨床心理学研究科・教授に就任
帝京平成大学大学院・臨床心理センター・センター長を併任
2019-2020年 NTT東日本関東病院精神神経科・主任医長
2020-2021年 NTT東日本関東病院 精神神経科・心療内科・部長
2021年- 昭和大学附属烏山病院 精神科・准教授
(現在に至る)
資格・免許
医師・医学博士
日本精神神経学会・専門医・指導医
日本医師会・認定産業医
労働衛生コンサルタント
所属学会
日本精神神経学会
日本生物学的精神医学会(評議員)
日本不安症学会(評議員)
こころのバリアフリー研究会(評議員)
日本産業精神保健学会
総合病院精神医学会(精神保健指定医研修委員)
著書・出版物
これまでに、多数の精神医学関連の教科書やメンタル疾患に関する著作を出版しております。
『Kaplan and Sadock's Comprehensive Textbook of Psychiatry, 10th Ed.』
Benjamin J. Sadock, Virginia A. Sadock, Pedro Ruiz (編集)
Wolters Kluwer(2017年5月)
*精神医学の世界的教科書の第10版。
50周年記念版となる。不安症の遺伝研究のパートを担当
『不安症の事典 こころの科学増刊』
日本評論社 (2015年2月)
*不安症の遺伝について、
Q&A形式で回答している。
『カンデル神経科学』
金澤一郎, 宮下保司 (監修),
Eric R. Kandel, James H. Schwartz (編集)
メディカルサイエンスインターナショナル (2014年4月)
『不安障害と双極性障害』
貝谷久宣, 佐々木司 (編集)
日本評論社 (2013年10月)
*双極性障害には不安症(神経症)の
併発率が高いことから遺伝的な関連
について記載した。
『多次元精神医学―
チュービンゲン学派とその現代的意義』
ライナー・テレ (編集), 飯田 眞 (編集)
岩崎学術出版社 (2007年4月)
*新潟大学名誉教授(精神医学)の
飯田眞教授と一緒にドイツ語精神科
教科書の原書を翻訳したもの。
『公認心理師必携 精神医療・
臨床心理の知識と技法』
下山晴彦・中嶋義文 編集 (編集)
医学書院(2016年9月)
*公認心理師に必要な精神医療で必須の知識、対応について学べる。
社交不安の治療についてのパートを担当
『精神神経疾患ビジュアルブック』
落合 慈之 (監修), 秋山 剛, 音羽 健司 (編集) 学研メディカル秀潤社(2015年8月)
*おかげさまで大変好評販売中です。
『社交不安障害』
貝谷 久宣 (著), 樋口 輝彦 (監修)
新興医学出版社(2010年5月)
『思春期学』
長谷川 寿一 (監修), 笠井 清登, 藤井 直敬, 福田 正人, 長谷川 眞理子 (編集)
東京大学出版会 (2015年5月)
『Neurobiology of Mental Illness 4th Edition』
Dennis S.Charney, Pamela Sklar (編集) Oxford University Press (2014年6月)
*欧米の精神疾患の生物学的側面についての
教科書。不安症の遺伝子研究について記載した。