
「臨床心理士」は民間の資格で、これまで心理学系の国家資格はありませんでした。心理学関連の学会の長年の働きかけで、ようやく国家資格である「公認心理師」が2,3年以内には誕生します。
これまでは、例えば、病院で臨床心理師がカウンセリングを行っても、保険点数(病院の収入)にはなりませんでしたが、今後は、しっかりとした治療行為と認めてもらえるようになります。そのためには質の高い心理療法家としての「公認心理師」の働きがますます注目されていくと思います。
そこで、大学や臨床現場にいる精神科医と臨床心理士による「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」(医学書院)が発刊されました。公認心理師として身につけるべきエッセンスがつまった書籍です。私も不安症群の診断と治療のパートを書いております。ぜひ未来の「公認心理師」を目指される方はお求め下さい。