アイルランドの首都ダブリンで行われた、国際労働衛生学会(ICOH: International Congress of Occupational Health:2018年4月29日〜5月5日)に参加してきました。100年以上の歴史のある学会のようで、WHOやILOなどの国際機関がバックボーンになっているようです。参加者の国際色も豊かで、欧米だけでなく、アジアやアフリカからも多くの研究者が参加していました。
午前中は教育講演で全般的な労働衛生の現状(災害、移民問題、長時間労働、化学物質、環境問題)が学べます。司会の先生も素晴らしい先生方が多く、私自身はあまり詳しくないのですが、司会をされていた小木和孝先生(仙人のようなオーラを感じる先生でした)を始め、日本からも参加されている研究者も多く来ていました。
午後は、口頭発表やポスター発表がたくさんあり、活発に討論されていました。
午後は、市内観光も歩きながらできました。中世時代からあるトリニティカレッジの図書館には有名な「ケルズの書」という聖書なんでしょうか、本が展示されていました。図書館も有名のようです(どこかの映画ででも見るような景色ですが)。
ダブリンは110万人の規模で、日本の仙台に近いでしょうか。アイルランドの国全体で400万人規模と小さな国ですが、ヨーロッパの街並みがきれいで、自然の厳しさは感じられましたが、過ごしやすいところでした。
学会自体は、次回3年後にオーストラリアのメルボルンで行われる予定(2021年3月21日〜26日)です。