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メンタルストレス研究所

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福島復興支援見学ツアー

  • mentalstress9
  • 2019年2月14日
  • 読了時間: 2分

 福島県南相馬まで大学院の院生数名と一緒に行ってきました。

 現地で2012年より精神医療活動を行っておられる堀有伸先生(ほりメンタルクリニック院長)のご協力を得て、震災後の現地の状況や実際の診療活動について話を聞いてきました。堀先生は「日本的ナルシシズムの罪」(新潮新書)で原発も含めた日本カルチャーの諸問題について論じておられます。南相馬市は東京から常磐線を通って車で3時間半くらいのところです。遠そうで意外に近い?

 堀先生の話からは、震災後は震災支援という形で日本中から小さな町に著名人(野球選手やアーティストなど)が来訪したりして、一種のマニックディフェンス(躁的防衛:お祭り的な高揚感が続く)状態が現在でも続いており、その後の疲労的うつ状態に陥ることが心配であるということでした。他にも、実際のPTSD患者への心理療法(持続的暴露療法)の実践活動についてもレクチャーして頂きました。多忙な診療活動の中、いろいろと親身に教えていただきました堀先生に感謝いたします。

 帰りには6号線を南下して、津波被害のあった浪江町立請戸(うけど)小学校跡地を見学してきました。夜になっていましたが、周辺に街灯はなく、町の痕跡も感じられないくらいに荒涼とした平野が広がっていました。車のライトで浮かび上がった小学校(廃校)は物悲しく佇んでいました。福島第一原発がそこから見えるという話でしたが、真っ暗闇で何も見えませんでした。震災の傷跡はまだまだ残っていることを知りました。福島を初めて訪問した学生もいて、皆それぞれに感じるところもあったようでした。

 長い道中につき合ってくれた学生にも感謝します。深く心に刻まれたツアーとなりました。


 
 
 

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